HUSKING - kotteri

技術系Note

【ラズパイ】「Pi Zero W」をUSB接続だけで動作させる

事前にPC <=> ラズパイ間をUSB一本で接続できるようにし、別途電源やキーボード等を用意しなくていいようにする

1. OSの準備まで済ませる

husk.hatenablog.com

※注意点
SDカードをラズパイに挿して、起動をしていないこと!!

2. MACターミナルを開いてSDカードのルートディレクトリへ移動

$ cd /Volumes/boot/

3. sshという空のファイルを作成

$ touch ssh

このファイルがあることでラズパイ起動時にSSH接続を有効化してくれるらしい

4. 同じルートディレクトリにある「config.txt」を編集する

$ vim config.txt

ファイルの一番最後に以下を追記

dtoverlay=dwc2

5. 続いて、同じルートディレクトリにある「cmdline.txt」を編集する

$ vim codlin.txt

「modules-load=dwc2,g_ether」を”rootwait”と”quiet”の間に追記
以下、修正後(参考)

dwc_otg.lpm_enable=0 console=serial0,115200 console=tty1 root=/dev/mmcblk0p2 rootfstype=ext4 elevator=deadline fsck.repair=yes rootwait modules-load=dwc2,g_ether quiet init=/usr/lib/raspi-config/init_resize.sh

6. ラズパイ起動

SDカードをアンマウントして、MACから取り外す
MACとラズパイをUSBケーブルで接続する
Raspberry Pi Zero WのUSBポートは内側を使用すること

MACの「システム環境設定」>「ネットワーク」に"RNDIS/Ethernet Gadget"が表示され、少し待つと自動で接続される
lpv4の設定:DHCPサーバを使用

7. ラズパイへSSH接続してみる

$ ssh pi@raspberrypi.local

「yes/no」を聞かれたらyes
パスワードを聞かれたら初期パスワードの「raspberry」と入力

ここまで正しく出来ていれば接続できるはず


ちなみにこれは MAC <=> ラズパイ間の接続ができるようになっただけで、ラズパイをWifiに接続する場合には別途設定が必要
<参考>
【ラズパイ】「Pi Zero W」wifiに接続する(ラズパイ初回起動前) - My life is a normal life
【ラズパイ】「Pi Zero W」wifiに接続する(ラズパイ初回起動後) - My life is a normal life